キトサンはペットにもおすすめ

犬

 

ペットの健康維持、免疫強化にもキトサンを使った商品がたくさんあります。

大切なペットの健康維持のために、キトサンを取り入れたい!最近元気がない、食欲が落ちてるように感じるペットに。高齢で病院での治療が難しいが、少しでも長生きしてほしい!そんな方が、キトサンを取り入れています!

キトサンと体臭予防効果

びっくりする女性

キトサンには抗菌・消臭作用があるとされています。
キトサンに汗のにおいの原因菌を抑える効果があるからでしょう。
抗菌剤となるキトサンを繊維に織り込んだり、すぐれた抗菌・消臭機能をもつ消臭繊維・抗菌防臭素材などが、多種の繊維会社で開発されています。こちらもご覧ください→ 抗菌効果とキトサン

キトサンの歴史

博士

キチンという成分名は、ギリシャ語で「封筒」の意味を持つ言葉であり、フランスの科学者が名付けました。
1970年代にアメリカで始まった「未利用生物資源の活用」のひとつとして、キチン・キトサンが注目されるようになり、1980年代に入ると、日本でもキチン・キトサンに関する研究が進められるようになりました。
カニやエビなどの甲殻類を加工品として中身を利用した後に、残った殻を有効に使う方法が研究され、その中で、キチン・キトサンの価値が認められるようになったのです。
日本では、農林水産省が研究開始し利用価値があると報告、その後、文部省に移管されて国の助成金60億円を導入し、
1982年から全国の13大学研究所で研究がスタート(鳥取大学・愛媛大学など)したのです。
キチン・キトサンに関するメカニズムの基礎研究が行われ、数々の研究成果が発表されています。

以後、キチン・キトサンは、畜産や漁業用の餌料、殺虫・殺菌剤、汚水処理、医療用の人工皮膚、手術用の縫合糸など、広い分野で利用されています。
特に、キチン・キトサンは人間の細胞となじみが良く、皮膚の病気の治癒効果が高いため、医療分野において欠かせない存在となっています。

キトサンこぼれ話
現在では様々な分野で欠かせない素材となっているキチン・キトサンですが、その働きは古くから人々に利用されていました。
中国の明の時代に記された漢方薬の「本草綱目(ほんぞうこうもく)」という書物において、「腫れものやできものにカニの殻の粉が利用されていた」という記述があります。
中国の歴史の中で漢方として古くから認められている素材なのです。

キトサンは多分野で活用されています

ランニング

食品分野 (健康食品、食品の添加剤、防腐剤、ペット用飼料、他)
医療分野 (人工皮膚、縫合、人工透析膜、人口靭帯、薬剤用カプセル、除放性フィルム他)
農業分野 (土壌改良剤、成長促進剤、抗ウィルス剤、ウィルス病の除去、他)
工業分野 (石鹸、毛髪剤、衣類、各種フィルム、化粧品、ハミガキ、マスク、入浴剤、オート塗料、各種被膜剤、他)
環境分野 (廃液凝集剤、重金属排除、汚水処理、放射線物質吸着、他)

その他、多岐に渡って研究開発が進められており、安全であるという事が大きなポイントになり、商品化が進められています

キトサンの整腸作用

腸

腸内には様々な細菌がいます。
その中にはビフィズス菌や乳酸菌などの有効菌と、腐敗菌に代表される有害菌とが存在します。
キトサンは、有害な腐敗菌の一種である クロストリジウムを減少させることがわかっています。
そのことにより便中のアンモニア、フェノール、インドールなどの代謝廃物が減少し便の不快な臭いも薄らぎます。

一方で有機酸の酢酸、プロピオン酸を増やし、有効菌を活性化させ腸内環境を整えます。
動物実験でアンモニアやフェノールなどの有害物質は、 肝臓ガン、膀胱ガン、皮膚ガンなど様々な障害を引き起こす原因になることがわかっています。

私たちの腸の中には、たくさんの種類の細菌がいると言われ、人間が体内で作ることのできないビタミンを作り出したり、病原菌の感染から体を守る免疫のような働きをしているものもあります。

乳酸菌に代表されるそれらの細菌は、身体にとっていい作用を持っている善玉菌と呼ばれています。

キトサンで腸内環境を整えるために、乳酸菌入りヨーグルトや飲み物などが多く市販されていますが、実際のところ、口から摂取しても胃酸や胆汁で死んでしまい、腸までは到達しないと言われています。
ですから、現在腸内で生存して活動している善玉菌を、いかにして元気に作用させるかということが、腸内環境を整える大きなポイントとなるわけです。

そこでまたまた登場するのが、キトサンやオリゴ糖などに代表される食物繊維。

食物繊維は、それら善玉菌のエサとなって活動を活発にさせる効果があると言われており、中でもキトサンはエサにならずとも接触するだけで善玉菌を活性化させるのです。
キトサンは、腸の中をキレイにお掃除するだけではなく、腸内で活動する善玉菌にとっては最良の栄養となって支えてくれる、私たちの腸の強力なサポーターであると言えますね。

キトサンの発がん性物質、放射性物質と重金属の除去作用

自然

重金属には大切な栄養素となる鉄や亜鉛などのミネラル系のものと、水俣病やイタイイタイ病などの難病の元になる水銀やカドミウムなどがあります。
亜鉛や鉄は取りすぎても余分なものは排出されますが、体に害を及ぼす重金属は排出されずに体内に蓄積されます。
キトサンはこの有害な重金属をはじめ、ゴミ焼却や自動車の排気ガスなどが出す有害化学物質を吸着して体外に排出してしまいます。
有害な重金属類やダイオキシン類を排出して体のバランスを正常化するのです!

動物実験ではありますが、キトサンのキレート作用が放射性物質を90%以上排除するという研究結果が紹介されています!

ラットに放射性物質ストロンチウムを経口投与した場合、キトサン添加の飼料で飼育したラットでは、早くも1日後に90%以上のストロンチウムが糞便中に排泄されたそうです。

この実験でわかることは、日頃からキトサンを摂っていれば、万が一放射能汚染があった場合でも、それが体内に吸収蓄積されるのを未然に防ぐことが可能であるということです。

サプリメントは栄養補給という目的はよくありますが、キトサンのように「吸着・排泄」も目的とする素材はとても珍しいですね。

特定保健用食品のキチン・キトサンについて

体操

 

特定保健用食品とは、体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、
血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の用途に使えるものを表示するものです。

「コレステロールを下げるサプリメント」として2000年代に登場し、初の「トクホ(特定保健用食品※)」に認定されたのがキチン・キトサンです。

※トクホ(特定保健用食品)は、個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品。

からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、特定の保健の効果が科学的に証明されている。

特定保健用食品はその効果を認められ、表示することを許された食品です。
それだけ効果についても安全性についても安心して利用できると言われています。

キトサンの特定保健用食品としての許可表示は「コレステロールの体内への吸収をしにくくする食品」という、
コレステロールの吸収に関与して、血中コレステロールを低下させることを目的としたものとなっています。

抗菌効果とキトサン

足元

体内に入ると化膿や食中毒を引き起こす黄色ブドウ球菌や大腸菌、
さらには肺炎桿菌や院内感染の原因菌といわれるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)などの細菌類に抗菌性を示します。

植物病害菌としては軟腐病菌、潰瘍病菌、黒腐病菌、根頭癌腫病菌などの細菌類に加えて、
灰色カビ病菌、つる割れ病菌、斑点病菌、雪腐病菌などのカビ類にも抗菌性が確認されています。

キトサンが水虫にも効果があるという声もあります!

キトサンを酢酸や乳酸に溶かして、水虫の原因菌である白癬菌に対して生育を抑える濃度測定や、キトサン微粉末を練り込んだレーヨン繊維で抗カビ性を試験したところ、いずれも白癬菌の増殖を抑える結果が得られました。
キトサンを配合した靴下のモニター着用試験でも60%程度の方から「痒みが減った」との回答が得られています。
(キチン・キトサン学会より)

キトサンの高分子と低分子とは

分子図

一般的に分子量の大きいキトサンは高分子、小さいキトサンは低分子と分類されます。
低分子キトサン、超低分子キトサン(キトサンオリゴ)、中分子キトサン、高分子キトサンと分類されることもあります。
食物は胃腸を通過する際に消化・吸収されますが、キトサンは食物繊維ですので胃ではなく、腸まで運ばれて分解され、効果を発揮します。

高分子、低分子ともにキチン・キトサンはどちらも健康維持に役立つ働きを持っているのです。
高分子キトサン商品が体に合う人もいれば、低分子キトサン(水溶性キトサン)、超低分子キトサン(キトサンオリゴ)商品が体に合う人もいますので、高分子、低分子関係なく一度両方お飲みになる事をおすすめします。

キトサン第一人者の鳥取大学農学部の平野茂博教授の研究にも、高分子キトサンも低分子キトサンもどちらも吸収性が高く、人間の細胞に働きかけることが証明されています。

キトサンは、水に溶けるから、分子量が少ないから体内に吸収するなどと言うことは決してありません。
基本、キトサンは多糖類であり、それを分解する消化酵素は人間の体内には存在しません。
腸内細菌によってある程度は分解吸収されますが、本来キトサンの体内吸収を主目的とするのであれば単糖であるグルコサミンまで分解しなければ体内に吸収することは非常に困難なのです。
しかし、キトサンの効能・効果は体内に吸収されない高分子であるがゆえに得られる所が非常に多いのです。

日本の規格基準も高分子のみを採用していますし、キチン・キトサン研究の第一人者である奥田拓道先生も低分子・水溶性にしてしまうことにより従来キトサンの持つ働きを大幅に低下させることを提唱されています。
ただし低分子にも超低分子での実験データーではNK細胞の活性化など良い結果が得られている部分もあります。
どちらもうまく取りれることができれば最高ですね!

キトサンの好転反応

悩む

好転反応とは?

・漢方の世界では、瞑眩(めいげん)と呼ばれる症状です。

 個人差はありますが、キトサンの摂取を始めると身体の具合が悪い場合、キトサンの調整作用によって、その状態を正常に戻そうと身体が機能し始めます。その時に一時的に現れる不快な症状のことを言います。
今までの悪い状態に慣れきった身体が、正常な状態に戻ろうとする時に軽い拒絶・抵抗反応を起しているのです。
よって、薬を服用した際に起こる副作用とは全く異なるものですから心配はいりません。
好転反応は、快方への第一歩だと思って下さい。

慢性病・持病がある場合は好転反応が出やすいようです。
キトサンの好転反応は早い人だとその日か翌日に下痢や発熱、場合によっては吐き気やなどをおこしますので、症状がかえって悪化したようで不安になるかと思います。

慢性病や持病がある方がキトサンをお摂りになる場合、1粒または2粒から始めることをお勧めします。

好転反応が出た場合

 症状が重い場合は、一時的に飲む量を減らすか、飲むのをお止め下さい。
その後、症状が治まってから、量を減らした方は元の量に戻し、一時的に止めた方は、少量から始め徐々に元の量に戻して下さい。
好転反応の症状は、大体目安として1日~1週間で治まります。

好転反応の種類

【眠い・だるい等の症状】
弛緩反応(ゆるむこと)といい、悪い臓器が機能を回復するのに伴って起こる現象です。一時的な体の機能のバランスの乱れと思ってください。

【便秘・下痢・腫れ、発汗などの症状】
過敏反応といって、臓器に回復させる力が働くときに起こる現象です。一時的な臓器の回復現象と思ってください。

【発疹・吹き出物・目やになどの症状】
排泄反応といって、体内の老廃物などを汗や尿、皮膚などから排泄する為に起こる現象です。

【発熱・疼痛・頭痛などの症状】
血液循環の回復反応というべきもので、それまで悪かった血液の流れが回復する時に起こる現象です。